幸福度という指標
金持ち父さん貧乏父さんで有名なロバートキヨサキ氏の著書で紹介されていた「幸福度」という指標を紹介する。
幸福度は支出に対して不労所得(不動産所得等)とポートフォリオ所得(株や債券等)がどの程度あるかを数値で示した指標で、以下の式で表される。
幸福度=(不労所得+ポートフォリオ所得)÷支出
幸福度が1を超えると経済的自由、つまり勤労所得に頼らずに生きていける状態を指し、巷ではFIREと呼ばれている。
幸福度が0.5~9であれば足りない分を勤労所得にすることでサイドFIREができるレベルかもしれない。
勤労所得はこの計算に含めないので、どんなに本業や副業の勤労所得で稼いでいても幸福度は上がらないのがポイントだ。
ただし、著者のロバートキヨサキ氏は、執筆した本からくる印税なんかは不労所得と考えているようなので、ブログなどの売り上げは入れてもいいのかもしれない。
幸福度が1を超過する分は資産増加になる。つまり働かずとも資産が増えていく状態だ。
この状態になると働かずとも資産が増加し、増加分を投資に回すことでさらに幸福度は上がっていく。
ロバートキヨサキ氏の幸福度は支出をあげた生活をしてなお12を超えているとのことだ。
幸福度自体は支出を抑えることで数字を上昇させることはできるのは数式からわかる。
例えば、幸福度1だったところの支出を半分にすれば幸福度は2倍になる。
だが、それが本当に幸せな生活かといわれると微妙なところだ、と私は思う。
狙う幸福度は、引退する年齢によっても変わってくるはずだ。
若くして引退するのであれば、資産は増加していったほうがいいので、幸福度を高めにとっておくべきだろう。
しかし、高齢になった場合、大金を残してこの世を去っても仕方ないため、幸福度を1以下にし、足りない部分は資産を取り崩しながら、ある程度を家族に残して終わるというのも一つの手だ。
幸福度という言葉はちょっと変えた方がいいのでは、と思うのだが,,,
幸福度で現状確認
幸福度を使って今の自身の立ち位置を確認してみる。
例えば私の場合、年間支出は240万円ほどだ。
資産は約4000万円で毎年約4%の割合で成長しているので、資産収入を160万円として考えてみる。
この時、私の幸福度は0.67だ。
少しの労働収入があればサイドFIREできそう?な感じだ。
ただ、この240万円という支出はかなり切り詰めた数字になっているので、もう少し余裕のある生活を想定しておきたい。
余裕を持った生活をするために年間支出を360万円とすると、幸福度は0.44となり、もう少し頑張らないといけないことが見えてきた。
支出を抑えてサイドFIREという手もあるが、今の仕事も嫌いではないので、いやになるまでは給与所得を積み上げて資産収入を最速で増やしていこうと思っている。
とりあえずは、なるべく早く幸福度を1以上にして、いつでも引退できる状態にしたいところだ。
今回は幸福度という指標を紹介したが、こういった数値そのものには大きな意味はないため、あくまで自分の中での目安として確認してみるといいと思う。
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